2020年10月31日土曜日

「進化」の科学絵本

おはようございます!本日の紹介も絵本、今回は科学絵本の

『すごいぞ!進化』アンナ・クレイボーン/文 ウェスリー・ロビンズ/絵(NHK出版)

です。

本書の特色は、まず、表紙や中のページに描かれているイラストの豊富さです。いろいろな生物が、とてもカラフルに親しみやすいタッチで描かれています。

そして、次に、目次の小項目にある、人間の在り方への視点です。大筋は4章からなる構成

第1章 進化とはなにか

第2章 生命の歴史をたどる

第3章 いきもののつながりをしる

第4章 進化のかたち

になっていますが、その中の一つ一つの小項目がどれも関心を惹起されるものになっています。

例えば、次の2つの小項目。

一つ目は、第1章中の「絶滅への道」です。

「大量絶滅とは、多くの種が一度に絶滅することで、約6600万年前、地球に大型の小惑星が衝突した時は、約80パーセントの種が絶滅した。

もう一つの大量絶滅は今起きつつある。原因は人間が地球に及ぼす影響で、狩猟・汚染・都市や農地をつくるための生息地の破壊によって、多くの種が絶滅に追い込まれている。」という表現です。

現在、食べ物を求めて、住宅街!を彷徨する動物たちのニュースを目にしますが、私たちの目に見えていない所でも、多くの種が絶滅の危機に瀕していることを再認識させられ、38億年前から始まった長い進化の歴史の中の一つの種である人間が及ぼす影響の重大さについて考えさせられます。

二つ目は、第4章の「いまも進化はつづいている?」です。

「現在も人間の遺伝子は進化をしていて、人間は将来様々な方向に変化をするかもしれないと考えられる。」というものです。これは面白いなあ。

全編を通じて伝わってくることは、生物というものは、長い歴史の中で、生命をつないでいくために、様々な環境に適応してたくましく進化を続けてきた・・・という事実でしょうか。

私たち人間も、進化の長い歴史の中では、「ホモ・サピエンス」としての一つの種であり、他の多くの生物と「共に」、この地球上で真摯な「配慮」のもとに生きていかなければいけないと気づかせてくれます。