おはようございます!本日は、
『サイド・トラック―走るのニガテなぼくのランニング日記―』ダイアナ・ハーモン・アシャー著(理論社)です。
主人公のジョセフは中学一年生です。
ADD(注意欠陥障害)があり、集中しなくてはいけない時に気が散ったり、多くの生きづらさを感じながら生きています。学校でもさまざまな困難にぶつかりながら、通学しています。
そんな彼が新たにできた陸上部に入り、クロスカントリーに挑戦し、成長していく物語です。
特に、ジョセフと三人の登場人物との関係が心に残ります。
大きくて力強い、転校生の女子ヘザー。彼女と培い育て合う友情。
彼の通う通級指導教室の先生であり部監督でもあるT先生。生徒一人ひとりを尊重し、成長に寄り添います。「『できない』とは言いません。一歩一歩進めていって自分を信じること」、そして「自己ベストを目指すこと」を伝え続けています。
「おまえは他の人よりよく聞こえ、よく見え、ずっと多くのことを感じ取る、スーパーヒーローだよ」と励ます、彼の祖父。
やがて、ジョセフは周囲を励ます人へと変わっていきます。
そんな姿が、ジョゼフのユーモラスな一人称の語りを通して見えてきます。お楽しみを。
