2020年10月12日月曜日

子どもの本の世界を変えた人

おはようございます!本日紹介するのは、伝記絵本

『子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語』ミシェル・マーケル/文 ナンシー・カーペンター/絵 金原瑞人/訳(西村書店)です。

「もっと、子どもがワクワクする本があったっていいじゃないか。」18世紀、子どもの本といえば、アルファベットや算数を教える本や、子どもが守るべき決まりの本や、キリスト教の本くらいしかありませんでした。

「子どもだっておもしろい本を読みたいにちがいない。」本が大好きだった、ロンドンの書籍商・ジョン・ニューベリー(1713~1767)は、子どもの興味を考えて工夫をこらし、『小さなかわいいポケットブック』をつくりました。本はおもちゃとセットで発売され、飛ぶように売れました。子どもが読んで楽しい子どもの本を世界で初めて出版して大成功したのです。

有名な児童図書賞「ニューベリー賞」の名前の由来となったニューベリーの伝記絵本です。

本の最後の見開きを使って、大阪国際児童文学振興財団理事の土居安子さんが「子どもの本の主役は『子ども』!」というタイトルのもとに、解説を書いています。

※   ニューベリー賞

アメリカで出版された児童書で、毎年1月、もっともすぐれた作品に対して与えられる賞。1922年にアメリカ図書館協会によって創設され、世界で最も古い児童文学賞として知られています。私たちが翻訳児童書を探す一つの指針になります。

▲2019度受賞作品:『スアレス一家は、今日もにぎやか』 橋本恵訳 あすなろ書房

▲2018年度受賞作品:『ハロー、ここにいるよ』 武富博子訳 評論社、『エレベーター』 青木千鶴訳 早川書房 ・・・