2020年10月30日金曜日

あなふさぎ

 

おはようございます!本日は、絵本の

『あなふさぎのジグモンタ』とみながまい/作 たかおかゆうこ/絵(ひさかたチャイルド)です。

ジグモ(地蜘蛛)のジグモンタは「あなふさぎや」です。洋服に開いた穴を塞ぐ仕事をしています。三代続いた老舗で四代目のジグモンタもこの仕事に誇りを持っていました。

ところが、ヒキガエルのコートの修理が終わった時、彼は「流行遅れだし、捨ててしまってもよかったんだ」と言いました。

七人姉妹のハリネズミが末っ子の結婚式のベールの修理を依頼しに来た時も、末っ子は「お古はイヤだ!」と言い張りました。

この頃はみんなせっかちで、すぐに新しいものを欲しがります。流行遅れや破れた物を修理して使う必要はなくなったのかと、ジグモンタは仕事の自信を無くしてしまいました。

しかし、フクロウの子の毛布を直した後でのフクロウの母親が、「直したところを見る度に子どもを思い出し楽しくなる」と、言ってくれ、その言葉でジグモンタは再び仕事の意欲が沸いてきました。

ハリネズミがおいて帰ったベールも、素晴らしいアイディアで夢のようなベールに甦ります。ハリネズミは大満足。「この穴も、すてきにしてくれるのよね」というハリネズミの言葉に対して、「おまかせ下さい」とジグモンタは答えます。

何だかYAのみなさんとは一番遠いところにある絵本と思うかも知れませんが、たまにはいかがでしょうか。「あなふさぎ」という言葉、ちょっと惹かれるところがありませんか?

ないかなあ。

好きなことと真摯に向き合う誠実さや、物作りの喜びまでもが伝わってくる絵本です。