2020年11月30日月曜日

うちにカブトガニがやってきた!?

おはようございます!本日は、

『うちにカブトガニがやってきた!? 生きている化石とすごした1年と2か月』石井里津子/著(学研プラス)です。

カブトガニという2億年も生き続けてきた〝種〟に対して、珍しいという好奇心だけではなく、深い畏敬の念と愛情を注いだ記録が本書にはあります。

直径4㎜の卵からはじまった自由研究。つまっていたのは、2億年の命の不思議です。

生息地の一つ、山口県の小3の少女ハツが、夏休みの自由研究として、家族とともに参加した観察会で、偶然49個のカブトガニの卵を預かります。孵化させて必ず山口湾に帰すという条件で。

専門家のアドバイスを仰ぎながら、ハツと家族が「かぶこ」と名付けた卵たちを懸命に育てる様子が、多くの写真やイラスト、そして資料の図表とともに記されています。

孵化した幼生は、何度も脱皮を繰り返して成長し、やがて海に帰す時に、ハツは「かぶこ」たちに感謝し、友だちだと言いいます。そこに自然と人の共生の原点をみている筆者の思いが、伝わってくるようです。ご一読を。