おはようございます。本日は、
『子ども白書2020』日本子どもを守る会/編(かもがわ出版)です。
皆さんは、子ども白書を手にとったことがありますか。この本は地味な存在ですが、子どもをめぐる一年を多角的に知り得る貴重な資料です。
特に今号は、マスクをした子どもたちがソーシャルディスタンスをとっている表紙イラストに、例年と状況が大きく異なることを思い知らされます。『子ども白書2020』、貴重です。
巻頭は、緊急企画「コロナ子どもクライシス」。突然の一斉休校要請で大混乱になった学校・学童保育など、子どもを取り巻く現場での格闘や、貧困など切実な問題に警鐘を鳴らしています。
休校中の家庭では、ゲームやユーチューブにいそしむ子どもたち。魚のさばき方の動画を見ていることに気づいた母親がとった行動は、ナマの魚を買ってきて一緒にさばくことでした。魚から、親子の会話も広がります。
学習面の必要性と葛藤しながらも、子どもを観察し興味を知り、リアル体験で居場所づくりを優先した事例が心に残ります。
その他にも、希望の学校を実現するための提言や子どもたちの本音、グレタさんを生んだスウェーデンの若者参画社会などが紹介されています。
「新しい生活様式」での工夫された活動が、既にあちこちで広がっています。
今後、子どもとの対話や人とつながりあい協力しあうことを新たに模索することは、ますます重要になるでしょう。新たな子どもたちとの関りを考えるうえで手掛かりとなる一書です。
