2020年11月21日土曜日

秘密のノート


おはようございます!本日は、

『秘密のノート』ジョー・コットリル作(小学館)です。

ジェリーのコンプレックスは太っていることです。

「セイウチ」!の言葉に傷つき頭の中で何度も響いて、どんなに「平気よ!」と言い聞かせてもどんどん落ち込んでいきます。

その対処法は「セイウチ」のものまねをして笑いの渦を作り、自分も一緒に笑い飛ばすこと。

先生のものまねも上手くクラスの人気者です。それでも我慢できなくなって大声で叫び出したいときに、ジェリー「秘密のノート」に詩を書きます。

「嘘をクモの巣のようにはりめぐらし本心を隠して目くらまし自分を道化師に仕立てて一緒に笑えば私が傷ついていることは分からない」

思春期の少女の心の内が繊細に描かれています。

母子家庭の中で母親の仕事ぶりや恋愛をシビアに観察し、振り回されながらも本心と向きあい正直に生きようとするジェリー。

学校恒例のタレントショーで、ジェリーは代表となり、コントを披露することになります。今年こそ優勝間違いなしと噂されるが、いつもの悪ふざけが過ぎて、出場できなくなってしまいました。

そんなとき、母親の新しい恋人のミュージシャン・レノンと知り合うことで、ジェリーの中で、少しずつ変化していきます。

レノンから、本心を声に出す勇気をもらい、自作の詩を全校生徒の前で歌に託して発表すると、歓声と拍手が……。

少女の心の成長を描く爽やかな物語です。