
おはようございます。本日は、季節が違うだろう!と突っ込みが入る写真集です。だから、面白いと思って、では、皆さんの「夏をさがして」を思い浮かべてください。もうすぐ、夏休みですね。では、北米湖北地方へ、どうぞ。
『春をさがして カヌーの旅』大竹英洋/文・写真 福音館書店
アメリカ北部からカナダの北極圏にかけて、無数の湖と深い森の広がる「ノースウッズ」。大竹さんは、ここをフィールドに活躍する写真家です。ここを毎年のように訪れ、自然と人との関わりを問い直す作品を発表し続けています。
本書は、大竹さんが、ノースウッズについて一番詳しい友人・大工のウェインさんと同行した冬から春にかけて旅した様子を紹介した写真と文で、福音館書店の「たくさんのふしぎ傑作集」シリーズの中の一冊です。
*
蒼い湖面を進む手作りカヌー。頭に、そのカヌーを担いで湖畔を歩く。そして、気に入った場所にテントを張る。
薪の香り、・・・カエルや鳥の声で目覚める。人が踏み込まない深い森の美しい自然や動物のたちの痕跡!カリブーの角は抜け落ちたばかりで、まだ体毛が残っています。
写真を眺めていると、まるで自分がノースウッズにいるような空気に包まれます。
苔むす古い森、そして新しい森。山火事の熱で開いた松かさから種が落ち、森が再生してきます。岩壁に残された古代人風の絵が、ノースウッドの長い歴史を物語ります。
愛らしい春の花が咲く頃、この旅は終わります。
*
ちなみに、この二人の極寒の旅が楽しめる。『カリブーの足音』(たくさんのふしぎ381号)という本もあります。
さて、今年の夏は・・・。