2020年7月15日水曜日

ワーンと元気がわいてくる、ファンタジー


おはようございます。今日は、元気がワーンとわいてくるファンタジーです。自分のものではない経験ができ、そこで自由に空想の翼をはばたかせられる「ネバームーア」の世界へ、皆さん、ようこそ。

『ネバームーア モリガン・クロウの挑戦』ジェシカ・タウンゼント/著 早川書房

最悪な運勢の日といわれる「闇宵時」に生まれた呪われた子どもモリガン・クロウは、次の闇宵時の夜に死ぬ運命でした。・・・と、いきなり物語に入ってしまいます。

自分が生まれた時からいつ死ぬか分かっていたら、そして、生きている間ずっと、不幸や不運の責任を押しつけられ、家族からも誰からも愛されることがなかったら、誰もが人生に夢や希望など持てるわけがないでしょう。モリガンは、そんな11歳になる少女でした。

けれど、運命の夜、彼女は突如現れた青年ジュピター・ノースに「君は生きたくないのか?」と聞かれます。

「もちろん生きたい!」です。

追いつかれれば殺されてしまう、恐ろしい〈煙と影のハンター〉から逃れたモリガンは、都市ネバームーアに到着します。ネバームーアへはこれまで想像もしたことのないような素晴らしいところでした。

ほっと安心したのもつかの間、ここに留まるには、「輝かしき結社」の、特技を持つ数多くの子どもたちと競争する入会審査に合格しなくてはならないのです。

彼女は失敗し自信を無くし、諦めそうになります。でも、後援者ジュピター・ノースに支えられ、生まれて初めて友だちもでき、1年をかけて審査を受けます。

4回目の審査に必要なモノは「天賦の才」!

自分にはそんなモノはないと、モリガンは思いますが、・・・、やがて、彼女の運命がじょじょに明らかになってきます。

生まれた世界で不幸な目に遭っている少女が、魔法都市ネバームーアへ行き、試練を乗り越え居場所を見つけ出すまでの物語の第1巻。不幸な中でも勝ち気な少女が頑張る、なんか元気がワーンとわいてくる、ファンタジーです。

読みだすとテンポがよく、どんどん、どんどん、面白い。