
おはようございます。6/6に続いて1期生の須藤倫子さんが登場。ご寄稿、ありがとうございます!須藤(旧姓・小迫、通称:ちゃこねえ)さん。皆さん、どうぞ、ご一読ください。
『ジュリアンはマーメイド』ジェシカ・ラブ/文・絵 横山和江/訳 サウザンブックス社 (2020/6/22)
ジュリアンは小さな男の子。おばあちゃんに連れられた電車の中でそれは素敵な「人魚」たちに出会います。なんてきれいなんだろう。あっという間にジュリアンは想像の海へ。魚たちに囲まれ、自分も髪の長い人魚になって心ゆくまで海の中を堪能するジュリアン。
帰宅後、鏡に向かい、レースのカーテンその他でぼくも人魚に大変身!
するとおばあちゃんはジュリアンを外へ連れ出します。もっと人魚ごっこしてたかったのにな。ところが行った先にはあの人魚たちはじめ、色とりどりの人たちがたくさんいて、みんなで大行進。もちろんジュリアン人魚もね。
LGBT本のサウザンブックス社から出た絵本で、作者の友人のトランスジェンダー女性がヒントになっているとのことなので、ジュリアンが見とれるお姉さんたちは多分トランス女性で、最後のパレードも毎年コニーアイランドで行なわれているものらしいのですが、そこまで読み取らなくても、自分がきれいだと思ったものを心からそうだと言えること、その気持ちをこんな風に表現できることは素敵だねって、そういうお話。
川原泉の短編コミック「月夜のドレス」が気になった人はきっと気に入るんじゃないかな。絵がとびきり良いので、色づかいを見ているだけでもしあわせになれます。今年クラウドファンディングで買って以来、私は毎日うっとり眺めております。今は書店でも買えるし図書館でも読めますよ。ぶっきらぼうに見えて愛情たっぷりのばあちゃんもいい味出してます。
自由の森に昔はあった水泳部(顧問は鬼沢さん!)の初代部長からのおすすめ本でした(私にもマーメイドと呼ばれた夏があったんですよ)。