2018年11月16日金曜日

手塚治虫『アドルフに告ぐ』の色紙


11月3日は、手塚治虫の生誕90年でした。

自由の森学園開校の年(1985)に、図書館とNHKのスタジオを結ぶ二元中継で、NHKには手塚先生がいて、図書館には当時の高校1年生(1期生)が集まり、『アドルフに告ぐ』の読書会を開きました。


『アドルフに告ぐ』は、アドルフ・ヒトラーを題材に「週刊 文春」に連載された青年漫画の代表作です。当時手塚さんは、この作品が若者にどのように読まれるのかをとても知りたがっていました。

後日、率直な意見をものおじなく述べる生徒たちへと、写真のものが送られてきました。絵はもちろん複製ですが、サインは本物です。手塚先生は、その場(スタジオ)にあるマジックで、「これをあの生徒さんたちへ、ぜひ」と書いて下さったのです。ところで、使用されたのが赤色のマジックだったのですが、何しろマジックですから、まさに、その体験自体がmagicであったごとく、年々うすくなり、今や・・・です。

しかし、まちがいなく私たちのたいせつな記憶なので、今でも、額に入れて図書館に飾っています。